夏目漱石が尊敬する海外の文豪

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ボストン公共図書館

夏目漱石が尊敬する海外の文豪
By Tatsuya Shiraishi

MacではHidden ジェーン・オースティンという文学史に残る女性がいます。夏目漱石は『文学論』で、

「ジェーン・オースティンは写実の泰斗なり。平凡にして活躍せる文字を草して技神に入る」と、

絶賛している人物で、

モームは『世界の十大小説』の中でジェーン・オースティンの著書である

『高慢と偏見』を選び

「大した事件が起こらないのに、ページを繰らずにはいられない」

と評しています。

最近、このジェーン・オースティーンさんの『高慢と偏見』を読みました。

読んだ理由は、富裕層の本当の生活を知りたければ、彼女の本を読みなさい。

とすすめられたからです。

最近、教養のために小説を読もうとはもともと考えていました。

新渡戸稲造の武士道

を読んだ時にとても感銘を受けたからです。

新渡戸稲造の武士道は、西洋文化において蛮人だと思われていた日本人の思想を、キリスト教文化の人たちの考え方と比較しながら、紹介していくものです。

これは英語で書かれていますが、この書物の優秀さは新渡戸稲造の西洋文化への理解の深さからきています。

ニーチェや旧約聖書、シェイクスピア、古代ギリシャの事例マグナカルタなどの西洋文学や歴史からの引用をしながら、日本人と西洋人を比較して紹介しているのです。

自分が西洋人であればこの文章を読んでで思うことは

「こいつ(新渡戸稲造)は、西洋文化の歴史めちゃくちゃ詳しいぞ。(俺より詳しい)」

「こいつは、尊敬できる」

という気持ちになります。

知識レベルの深さにおいて、教養の高い英国貴族に匹敵する博識ぶりを文章の中で発揮しています。

例えば切腹を西洋の人々に説明する文章を引用します。

“「腹切り(自殺)」と「敵討ち(復讐)」として知られる二つの制度については、多くの外国人著述者がかなり詳細に述べている。まず自殺から取りあげるが、私の考察は俗に「腹切り」もしくは「切腹」と呼ばれ、腹を切って自殺する方法に限定して触れることにする。「腹を切る?なんと馬鹿げたことか!」この言葉をはじめて聞く人は、そう叫ぶだろう。外国人の耳には最初は奇妙に聞こえるだろうが、シェークスピアを読んだ人なら、それほど驚かないはずである。ブルータスにこう言わせているからだ。「汝(カエサル)の魂魄あらわれ、わが剣を逆さにしてわが腹を刺さしめる」と。あるいは近代のイギリス詩人(サー・エドウィン・アーノルド)は『アジアの光』という作品の中で、女王の腹に突き刺さった剣について語っているが、誰もこれを品の悪い英語とか、慎みを欠いたものなどと言って非難してはいない。さらには別の例として、ジェノヴァのパラッツォにあるゲルチーノ(イタリアの画家)が描いた「カトーの死」の絵を見てみよう。アディソン(英国の詩人)がカトー(古代ローマの政治家)に詠わせている辞世の詩を読んだ人なら、誰もカトーの腹に半分突き刺さった剣を嘲笑などしないだろう。”― from “いま、拠って立つべき“日本の精神” 武士道 (PHP文庫) (Japanese Edition)”

ずっとこのような形で、何千冊の書籍を読んできたんですか?と聴きたくなるほどの適切な引用であらゆる角度から日本のことを紹介しています。

蛮人、猿だとだと思っていた民族が、流暢な英語でこのような書籍を出版したらどう思いますか?

たとえ見下す目線で見ていたとしても「あ、俺らと同じなんだ」と納得せざるを得ないほどの説得力がこの本にはあります。

だからこそこの書籍は海外においてベストセラーとなり西洋文化圏の人たちが貪るように読んだのだと思います。

新渡戸稲造の功績により、蛮族だと思われていた日本は実は文化的に我々(白人)と同じような美学や尊敬すべき点をもっている。

と思われるようになったことは想像にかたくありません。

日本は列強入りを果たし、大国として扱われ、当時の重要な国際会議にも呼ばれるようになります。

文明国としての地位も日本は確立したのです。

これは新渡戸稲造の功績によるものが大きいと私は思います。

この本を読みながら感心したことは、

日本国のことを伝えるのに利用していた例え話を全て西洋文学から抜き出していたことです。

日本のことを一方的に話すのではなく、西洋のことを尊重していることがヒシヒシと伝わってきます。

だからこそ、西洋の高貴な人たちも、新渡戸稲造の文章に聞く耳を持ち、日本人に対して正当な評価をする姿勢を見せたのだと思います。

私はIROASを世界展開していきたいと考えていますがそのために『教養』が大切だと感じるようになりました。

前置きは長くなりましたが、こうした背景から、世界の小説を読んで教養をつけていこうと考えました。

さて、早速ジェーン・オースティンが書いた『高慢と偏見』ですが

めちゃくちゃ面白いです
ロマンスの最高傑作

だと思います。

一時期、

「モテたかったら少女漫画を読め」といわれて、結構少女漫画を漫画喫茶で読んでいたことがあります。

しかし、、今からおよそ100年前に発表されたこの小説のほうがずっと素敵です。

女性にも男性にもぜひオススメしたいです。

紳士淑女としての男性の在り方、そして女性の在り方がわかります。

あらすじを話しすぎては、これから読む人にとってネタバレになりますのでぜひ作品を読んでもらいたいですが

上流階級の人たちは教養と知性を誇りとしている

ことが伝わってきます。

もともと日本も文武両道でしたので、剣の道だけではなく書物を正座して読んでいましたので通じるものがあります。

日本は、真面目に勉強をしていると、なんとなくバカにされる風潮があったりつまらないやつだと見られる傾向がある気がします。

ですが実際にアメリカの有名大学の学生達は年間300冊近くの本を読まなければ優秀な成績で卒業することができませんし

楽天の三木谷社長も年間300冊本を読む読書家で知られており、Googleのラリーページさんや、ビルゲイツさんも多読家で知られているように、実際に世の中に出て大きく活躍している人たちは勤勉です。

おそらく、文部科学省が設定した授業や教科書がつまらなく現実に役に立たないことが多いので、そうした風潮になってしまったのではないかと思いますが、

本を読む習慣は大切にしようと改めて考えました。

海外の名著と呼ばれている小説は、その国の文化や暮らしを小説を通じて体験することができるので、人間の幅が広がることを感じます。

器は小説や伝記で広がる

1億円コピーライティング合宿でもお伝えしていきましたが、最終的にコピーライティングのテクニックだけでは人の心に届かすのに限界がきます。

コピーライターは、商品販売者じゃないから自分とは関係ない。という気持ちでは、結局気持ちのこもったセールスレターはかけない。

自分が商品に携わらなかったとしても俺が見込み客を救うんだ。くらいの気持ちを持っている人が結局億単位のレターをかける。

なので、販売者に任せるから自分は関係ありません。

といった気持ちでは1億円コピーライターにはなれませんよ。

といった話をしていました。

その時は器の勝負になってくるが、器は、結局自分よりも大きな器をもっている人からしか影響を受けることができない。でもその背中を見せてくれるのは、大使館も、死を覚悟した人間に対して、迷惑だから来るなとしかいえないように、残念ながら今の日本の政治家やリーダーではない。

その背中を見せてくれるのは私たちの祖先である。

だから歴史を学ぶと良い。司馬遼太郎さんの書籍を読もう。

ということを伝えていました。

不思議なことなのですが、人々を動かしたいと思ったらその民族の歴史を深く知っている人間のほうが影響力を強く持ちます。

なので、もしあなたが言葉による影響力や力を手にいれたいと感じているのであれば、まずは伝記や歴史小説を読むことをお勧めします。

私はそうした影響力を世界的にも手に入れたいと考えているので、有名な小説を定期的によんで気づきがあれば皆様にもシェアしていきたいと考えた次第です。

本を読んで教養を深めていくことは本当に素晴らしいことだと思いますので、ぜひあなたもKindleで一緒に本を読んで教養をつけていければ幸いです。

今週のお勧めの一冊

高慢と偏見
著書:ジェーン・オースティン
場所:イギリス
時代:18世紀〜19世紀
暮らし:中流階級〜上流階級の貴族達の暮らし
ジャンル:ラブロマンス
期待できる効果:紳士淑女になれる

感想:ラブロマンスの最高峰!騎士道のあり方や貴婦人のあり方が伝わってきます。紳士淑女の国イギリスの恋愛をぜひ楽しんでください。

武士道
著書:新渡戸稲造
場所:日本
時代:19世紀
暮らし:江戸時代〜明治時代の武士道について
ジャンル:文化人類学
期待できる効果:私たちのルーツの確認

感想:新渡戸稲造さんの博識さと丁寧かつ尊敬をもって西洋に日本人のことを誇りをもって紹介している努力に心が打たれます。

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