日本のホームレスの方々は、基本的に物乞いをしません。
ブルーシートの中で、ひっそりと暮らしています。
しかし、アメリカではダンボールにメッセージを書いて、カップを目の前において物乞いをするのが一般的です。
レノン君と歩美さんとホールフーズマーケットでご飯を食べていたら、ホームレスの方が目の前に座っていました。
寂しそうな目をしていたので、少額をあげました。
あげた瞬間は、驚いたような顔をされて反射的に「Thankyou」といわれました。
私はそこからまたご飯をたべに席に戻りました。
しばらくして、そのホームレスの方は、場所を移動するために立ち上がりました。
そして私たちが食べている席に近づいてきました。
親しみに満ちた目で私を見て、手を振りそのまま去っていきました。
友情のようなものを感じました。
寄付を行ってきた中で感じたことは、
与える側は、与えた側に愛着を感じるようになる
ということがよく起こる。ということです。
「え、逆じゃないですか?」
と感じられるかもしれません。
しかし、例えば母親から愛情をたくさん受けて、ご飯を作ってもらったり、可愛がられていたりしても、
「ベタベタしてきて逆にうざい」
と感じることはありませんか?
必ずしも、愛をもらうことで、自分の中に愛が芽生えることはないと思います。
しかし、何かプレゼントをあげる側として、プレゼントをあげてその人が喜んだりお礼を言ってくれたりすると「よかったな。」という気持ちにもなりますし、愛を感じたりします。
不良の人が犬をなでなでするとその犬に愛着を感じるようになるように。
愛情を与えようとする側のほうが愛情を持つものだと感じました。
パートナーとの愛情が冷めたり、マンネリになったり、愛する人がいない。
というのはもしかしたら、あなたが愛を受けていないからではないかもしれません。
あなたが愛を与えていないからなのかもしれません。
サプライズで奥さんに良いお店に連れていってあげる。ちょっとしたプレゼントを買ってあげる。両親を海外旅行に連れていってあげる。
などなど、、
自分が与えることを考えたほうが愛が深まり関係がよくなるのかもしれませんね。
愛するものがある。愛する人がいる。という人生のほうが満足度が高いと思います。
それらは「俺がもらいたい、得したい」という気持ちで生きていると手に入らないということかもしれません。
ビジョンを持つこともその延長線上にあると思います。
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